なぜ貯蓄をするのか、考えてみた
#4 貯蓄のススメ(1)
クリスマスな三連休も終わり、まもなく年の瀬です。
年が明けるとすぐにクレジットカードの支払い、家賃の振り込みと、大きめなお金の動きがあるので、大阪にいる間に預金残高を確認せねば、と昨日は通帳とにらめっこしておりました。
今回のテーマは、「貯蓄」でございます。
【目次】この記事には、こんなことが書かれています。
受け取った給料、あなたは使い切りますか?
平成21年度の調査で(古い調査ですね。)、20代の保有金融資産は、25万円未満が約2割、「保有資産なし」も17%ほどいるという結果も出ています。
また、保有財産が「減少した」「変わらない」という回答が6割でした。
※※日本FP協会「若者(20代)のライフプランニング意識調査」による
読者の皆さんの、預貯金など保有資産残高はいくらでしょうか。
わたし?それなりにありますよ、それなりに。
あくまで筆者の推測ですが、「受け取った給料を毎月使い切っている」人が、「保有資産なし/25万円未満」であったり、「保有資産の減少/変わらない」という答えにつながっているのではないでしょうか。
しかし、それでいいのでしょうか。
いつまで働けるかわかりませんし、会社をやめて独立したくなるかもしれません。
将来、年金がどうなっているか、誰にも予測できません。
そう思うと、収入=給与=支出、という生活は、リスクをはらんでいませんか?
貯蓄にに目的は要るのか?
冒頭にまとめたような生活から脱却するには、受け取った給与など収入のうち、毎月一部が残るようにして、それ以外の額で生活費をやりくりすることが必要です。
わたしは月の給与の一部を貯蓄するように、プログラム立てて実施しているのですが、よく質問を受けます。
「何で貯金してるの?」「貯金して何に使うの?」と。
ここで、疑問が生じます。
貯蓄に明確な目的は必要なのか。この疑問をひもとこう、というのが今回のお題です。
貯蓄は将来への投資
わたしはこう考えます。貯蓄に明確な目的「○○を買いたい!」はなくてもよいが、励みにはなる。そして、貯蓄できる体制を整えるべき、と。
こう考える理由は大きく分けて2点です。
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人生の節目節目には、かなりのコストがかかる
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【常に成長できる環境】を作り出せない
人生の節目節目には、かなりのコストがかかる
本ブログは20代の目線から、同世代に向けて発信しております。
読者のみなさん、そして私はこれから、多くの「節目」を迎えるわけです。
まずはこちらをご覧ください。
これから待ち受ける幾多のイベントには、必ずコストがかかります。
しかも、結構かかりますよね。
給料をもらったらもらっただけ使っていて、どうやってこのコストを捻出しましょうか。
「うっ」と思ったそこのあなた!今日からでもできることはしましょうね。
【常に成長できる環境】を作り出せない
給料をもらってそっくりそのまま使っていると、その環境から動き出すのが億劫になりませんか。「もらえなくなったら…」考えてしまいますよね。
しかし、もし預貯金がそれなりにあったら…「少しくらい失敗しても、貯金でなんとかなる」と思えば、チャレンジしてみよう、という気になりませんか?
企業だって、
利益をあげて資金を手元に用意できたり、銀行からお金を借りられるようになってはじめて、事業を拡大することができるのではないでしょうか。
利益を上げて配当を多く出している会社の株をほしいと思いませんか?
それは、家計も同じではないでしょうか。
毎月の給料の一部を手元に残し、貯金する。または副業など多様な働き方を通じて収入をあげる。そうすることで、自分の土台になる資金が手元に増えます。
手元に資金が増えるとどうでしょう。
ちょっと思い切った決断ができると思いませんか?
転職、フリーランス転向、家を買う…
将来的な自分の成長につながりそうですね。
というわけで、「○○を買いたい」といった、明確な目的がなくても、貯金して損はしない、というわけです。
「明確な目的」が貯蓄を加速させる
さらに、「○○を買いたい」といった具体的な目的をもって、貯蓄をしてみたらいかがでしょう。目的がなく、「とりあえず」で始めたときより、もっと頑張れそうですよね。
つまり、明確に「これがほしい」という思いがなくても貯金する仕組みを作った方がよいし、明確な目的があればもっと頑張れる、ということになるのです。
貯金体質になるための具体的な方法
毎月コンスタントに貯金する方法は、次の2点にまとめられるでしょう。
1.収入・支出を把握する
2.自動的に貯蓄される仕組みをつくる。
このそれぞれについて、次回以降、シリーズで解説していこうと思います。
わたしは今年、いろいろな【貯金の仕組み】を試行錯誤しながら、少しでも貯まるよう、努力してきました。来年度は、元本保証の預金で年間20万円、投資信託で年間約6万円を手元に残せるよう、取り組んでいこうと考えています。そのノウハウも、どこかでご紹介できればと思います。こうご期待!