ケチ臭いこというなや!外国人旅行客にも「NOZOMI」を!
こんにちは、FP新入社員のうえまっつんです。
昨日(12/30)から、地元に戻ってのんびり年越しをしようと思いつつ、インターネットインフラがある限りブログの管理も続けたいと思います。そんな帰省の矢先…新幹線について物申したい!ことがあるので、少しご紹介させてもらえればと思います。
訪日外国人が増えて、日本の経済や日本文化が広まるのはよいかもしれません…しかし、それにより日本に住む私たちの生活を脅かすのは、、いかがなものでしょうか。
【目次】この記事には、こんなことが書かれています。
はじめに:静岡県と新幹線の関係
「のぞみ」素通りの静岡県
年間で1億6,500万人が使う、東海道新幹線(東京~新大阪)。静岡県には6駅(西から浜松・掛川・静岡・新富士・三島・熱海)あります。
皆さんおなじみの「のぞみ」号はそのすべての駅を通過します。
そのため、静岡県の各駅にアクセスできるのは「ひかり」号(列車により異なるが静岡・浜松・三島・熱海に停車する。静岡県内をすべて通過する「ひかり」もある)か、
「こだま」号(新幹線各駅に止まる)のみとなる。
本数が少ない
さて、その本数がどれほどあるか、ということをご紹介しておきましょう。昨日(2018年12月30日)の新大阪駅の時刻表です。(JR西日本HPのスクリーンショット)
赤字の列車が「ひかり」青字の列車が「こだま」である。「ひかり」のうち日中時間帯の「16分」発は静岡県内に止まらず、静岡県内の駅に停車するのは、「43分」の「ひかり」、「53分」の「こだま」のみ、とわかる。(このほかに、名古屋始発の「こだま」が時間1本程度ある)
問題:静岡県にアクセスする"足"に生じた課題
そんな新幹線「ひかり」「こだま」を、筆者は関西での生活を始めたときからよく利用させていただいています。しかし、最近感じていることがあります。それは、外国人の利用(しかも、大阪から静岡で降りず、東京方面へ引き続き利用する)が極端に増えたことです。
外国人グループと同じ列車に乗りたくない、という発想ではありません。なぜ外国人はこの遅い列車(静岡県内の停車駅で後続の「のぞみ」に追い抜かれるため、東京到着には時間がかかる)にわざわざ乗るのだろう、という疑問です。
静岡にはこの列車に乗らなければならないのに、この列車でなくてもよい客に席を取られてしまえば、予約が取りづらくなってしまいます。
なぜなのか、筆者なりに理由を突き止めてみました。
原因(と思われる):JRのフリーパスでは、「のぞみ」に乗車できない
ジャパン・レール・パス
JR各社は、日本を訪れる外国人に向けて、『ジャパン・レール・パス』を発売しています。これは、JRグループのほぼすべての列車とJRバス(一般路線バス)、JR西日本宮島フェリーに乗車できるものです。このパスを利用する外国人観光客はかなり多いように思われます。(駅などでそれを持って移動する姿をよく見かけるようになりました)
ジャパン・レール・パス唯一の『例外』
そんなジャパン・レール・パスですが、唯一『例外』なる列車がありました。それが、東海道新幹線の『のぞみ』、山陽・九州新幹線の『みずほ』です。
公式HPの「利用範囲」は次のように書かれています。
JRグループ全線-新幹線(「のぞみ」号・「みずほ」号(ともに自由席を含む)を除く)、特急列車、急行列車、快速列車、普通列車及びBRT(一部利用できない列車があります。)
「のぞみ」「みずほ」のみ、という不思議さ
全国にはほかにも新幹線が走っています。たとえば東京から長野・金沢を結ぶ北陸新幹線では、速達タイプの「かがやき」のほかに停車駅の多い「はくたか」と種類が複数走っています。東北新幹線も同様に、速達タイプと停車駅の多いタイプが複数存在しているようです。(あまり詳しくないので、間違っていれば教えてください)
これらの新幹線は、前述のパスですべての列車に乗ることができます。なぜ「のぞみ」「みずほ」だけなのか、よくわかりません。
多客期も増発されない
JR東海は、新幹線「ひかり」「こだま」(新大阪~東京間)を、多客期でもほとんど増発させません。(のぞみは、いくらでも増発させるくせに)
一方で、外国人旅行客も利用できる「ひかり」「こだま」は年を通じてほとんど同じ本数です。
2020年の東京五輪、2015年の大阪万博を考えると、このままでは静岡に帰省するのが、困難になるかもしれません。
まとめ:JRさん、ちょっと考えてください!
帰省の足、静岡に止まる新幹線が外国人で混雑するようになった原因は、『ジャパン・レール・パス』で利用できる新幹線が、ちょうど静岡に停車する新幹線であるからと導き出すことができました。ここで、今後どうするべきなのか、わたしなりの意見をしょうかいして、今回のまとめとさせていただきます。
それは、ズバリ・・・!
ジャパン・レール・パスで東海道・山陽新幹線『のぞみ』も利用できるようにすべし!
もう、こうするしかないと思います。日本の『Shinkansen(新幹線)』の代表ともいえる『Nozomi Superexpress(のぞみ)』を、ジャパン・レール・パスで利用できるようにするべきです。そうすれば、日本を旅行する外国人は『Amazing(素晴らしい)』体験ができることになりますし、「のぞみ」「こだま」に旅行客の利用が集中することから解消されます。いかがでしょうか、JR東海さん!?
課題はこれだけではない
「ジャパン・レール・パス」で旅する外国人旅行客にまつわる課題は、これだけにとどまりません。下調べをしていたところ、ほかにも課題が見つかりました。
たとえば、こちら。
昨日新幹線に乗車した際も、大きな荷物の行き場に困ってはる外国人旅行客の方がおり、それにより乗車に時間がかかるという一幕がありました。
日本の経済を盛り上げてくれるかもしれない、外国人旅行客の皆さんを「お・も・て・な・し」するための準備、まだまだ必要そうですね。
【参考資料】