キャッシュレス社会を"プロ"はどう生き抜くか~④交通系IC編(その1)~
第1回(こちら)では、世の中では、『キャッシュレス』がトレンドであり、政府も政策としてそれを支援する動きがあることをご紹介しました。そして、第2回からは、"お金のプロ"ファイナンシャルプランナーがキャッシュレスライフをどのように送っているのか、ご紹介します。今回は、交通系ICカード編です。ICカードというと、関東圏のSuicaが有名ですが、関西圏はどうなっているでしょう。ぜひ、ご覧ください。
【目次】この記事には、こんなことが書かれています。
この記事を執筆するに当たっての経緯はこちら!
②銀行編はこちら
③財布編、その1(クレジットカード)はこちら!
www.osaka-fp.work
③財布編、その2(その他カード)はこちら!
関西人ファイナンシャルプランナーのICカードの使い方
わたしは主に4枚の交通系ICカードを使い分けています。
左上から「hanica」「PiTaPa」「ICOCA」「EX-IC」です。
それぞれのカードを順にご紹介します。
①hanica(阪急バス)
わたしの生活圏には、阪急バスの路線が張り巡らされています。
時々、休日のお出かけなんかに阪急バスを使います。
そこで登場するのが、hanica(ハニカ)という、阪急バス・阪神バス専用ICカードです。
このICカードの魅力は…チャージで10%のおまけがつくことです。
たとえば、2000円のチャージで、2200円分バスに乗れます。
後述するPiTaPaでも、阪急バスで割引があります。
しかし、その割引は、かなり使わないと適用になりません。
たとえば、同月に2000円利用して、はじめて10円割引になる程度です。
たまーに阪急バスを使うだけなら、チャージの時点でおまけがつくhanicaカードが、便利でお得だといえますね。
①PiTaPa(JR・関西圏私鉄各線)
関西人が発明した、世界一?のICカード乗車券です。
こちらの最大の特徴は、「ポストペイ」方式であることです。1ヶ月間に電車やバスで利用した金額を集計し、後日銀行口座より引き落とす決済方式がとられています。一方で、Suicaなどの日本で使われているほかのICカード乗車券は、「プリペイド」とよばれる方式です。こちらは予めチャージ(入金)して、電車やバスで利用し、残額が少なくなったら再びチャージします。
関西の私鉄に限らず、近畿エリアのJR線でも、後払い(ポストペイ)で利用でき、スマートに電車やバスを利用できます。
わたしはOsaka Metro(大阪地下鉄・大阪シティバス)を始め、阪急電車やJRまで、関西エリア内での電車移動にはすべてこのPiTaPaカードを使っています。
魅力は割引に有り
PiTaPaの最大の魅力は、割引制度がある!ことです。
これがなかなかに太っ腹なのです。
先に説明したとおり、PiTaPaは後払いなので、1ヶ月間に使った回数や金額を集計し、引落しの際に割り引きがされる、そんなシステムが可能になります。
たとえばOsaka Metroでは…
なんと、1回目の利用から10%引き(学生、シニアは20%引き)になります。
さらに、JR西日本でも、
同一運賃区間を10回以上使うと、11回目以降、その区間運賃から10%引きになります。
たとえば、180円区間を11回使うと、10回目までの1800円と、11回目は10%引きで162円の、合わせて1962円の請求になります。
また、かつて関西人ご自慢のきっぷだった「昼間特割きっぷ」に相当する割引もあります。
プリペイド型のICカードでは、利用額に応じてポイントが付き、後日チャージして利用できるような制度を採用している事業者もあるようですが、使った分から割り引きされる方が、なんとなくお得な感じがしていいですよね♪
【もっと知りたい】 PiTaPaの特徴について
PiTaPaの解説で長くなってしまったので、今回はここまでといたします。
次回は、JR西日本系のICカード(ICOCA、EX-IC)をご紹介しますね。
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