"お金の『基礎演習』"~20代FPが大阪から発信!20代のお金の教養講座~

大阪のファイナンシャルプランナー(AFP)、うえまっつんによるブログ。主に20代に向けた『お金の教養講座』『関西発!賢く暮らす知恵袋』を展開する傍ら、日々の暮らしを書いている。

社会人1年目でふるさと納税してみた話

お金の基礎演習ふるさと納税して、地域の品をもらう人
みなさまこんにちは、うえまっつんです。
年末ですね。師走というのは社会人1年目でも関係なく訪れるので、
仕事が途切れそうで途切れない。それはそれでありがたい話なのですがね。笑

さて、「ふるさと納税しないとなあ」と思いながら何ヶ月か経ってしまって…
ええ加減やらないと!と思ってやっと実行したので、その件をまとめてみました。

【年末が近いので、今年分に間に合うかどうかは、ご自身の責任で実行してください】

そもそも:ふるさと納税とは

ふるさと納税地方自治体への『寄付』

ふるさと納税は、都道府県・市区町村への寄付金のうち、2千円を超える部分について、一定の上限まで所得税・個人住民税から控除される仕組みです。

寄付した金額の、2千円を超えた部分の全額が控除されるので、実質としては、寄付した都道府県・市区町村に納税したように見えます。それゆえ、「ふるさと納税」と呼ばれるのです。次の年に支払う住民税の前払いともいえます。

単なる税金の前払い、ではない

この制度の魅力は、単に「自分の住む町以外」に(事実上)税金を払うことができるだけではない、魅力があります。
それが、「お礼の品(返礼品)」がもらえることです!

この「お礼の品」各地の地場産品など、地域に関わる品が多いですが、一部で高額な商品が出てきて、国が指導を入れる、そんなニュースもありました。

同じ額を税金として通常通り納めるか、「お礼の品」が届く方法で収めるか、ほとんどの皆さんは、後者の方がうれしいですよね!

上限額がある

ふるさと納税を、税控除(節税)に算入できる額には上限があり、皆さんの年収によって異なります。
上限額の計算式は以下の通りです。

所得税    …(寄付金-2千円)を所得控除
②住民税(基本)…(寄付金-2千円)×10%を税額控除
③住民税(特例)…(寄付金-2千円)×(100%-10%〔基本分〕-所得税率〔0~45%〕)

ややこしいですよね。税務に関わる仕事をするわたしでもよくわからず、コンピュータで計算かけました。

でも、安心してください!簡単に上限を算出できます!

ふるさと納税サイトでは、簡単に上限(目安)を算出できるページがあります。これを活用しましょう!

いくつかあげておきますので、使いやすいところを選んでみてくださいね。

ふるさと納税可能額を調べる【ふるさと本舗】

ふるさと納税可能額を調べる【ふるさとチョイス】

ふるさと納税可能額を調べる【さとふる】

ふるさと納税可能額を調べる【楽天ふるさと納税】

節税のしくみ

ふるさと納税の節税の仕組みを、簡単に解説しておきます。

所得税国税

所得税には「寄付金控除」という仕組みがあり、都道府県・市区町村に限らず公益法人などへの寄付も控除対象となります。(このあたりは年明けに改めてご紹介します。)
こちらは、所得控除となります。所得控除とは、「収入」から差し引くことができる額です。収入から差し引かれることで、その分の金額は所得税がかかりません。
つまり、「寄付金額×税率」分だけ節税できます。

住民税(地方税

こちらは、税額控除です。住民税は1月から12月の収入を元に算出されます。
この、算出された税額から寄付金額を差し引きます
ふるさと納税は、本来住民税として自分の住む町に納める金額を、ほかの都道府県・市区町村に納める制度、といえますので、住民税の方が節税幅が大きいです。

ふるさと納税をやってみた

先ほど紹介した、「ふるさとチョイス」というサイトでわたしもふるさと納税をやってみました。はっきり言って、「Amazonで買い物する」感覚でした!

お礼の品から自分の求める「内容・金額」で『これや』と思うものを探し出し、「寄付へ進む」をクリック。
あとは、『(寄付額の)使い道』を」選んで、お礼の品の送り先を選択し、お支払い方法を選ぶだけです。

詳しくはこちらをご覧ください ふるさと納税のしくみ

※実際にふるさと納税したのは「ふるさとチョイス」ですが、こちらの説明の方がわかりやすかった。

節税効果のためには手続きが必要

節税効果を受けるためには、インターネット上で手続きをするだけではだめなのです。
寄付したあと、「寄付したことを証明する書類」が寄付先から送られてきます。
その書類を添付して、確定申告をしなければなりません。

ややこしいのかな…そう思うかもしれません。

でも大丈夫。パソコンとプリンタ、インターネット環境があれば、計算不要で確定申告書が作れます。作成に費用はかかりません。税務署までの郵便代があれば、申告できます。ここら辺も、年明けに解説しますね。

また、ふるさと納税ワンストップ特例制度というものもあります。
ただし、これから申請する場合、特例制度は間に合わない可能性もあるので、確定申告するつもりで寄付することをおすすめしておきます
ふるさと納税ワンストップ特例制度」についてこちら→ふるさと納税のしくみ

今年の寄付金は12月31日まで!

寄付金控除は、1月1日~12月31日までに寄付したものが適用となりますので、今年分の税金をトクしたい、そんなあなたは、12月31日までに寄付(決済まで)を完了させましょう!

あくまでわたしの感覚ですが、「クレジットカード」の手続きであれば、ぎりぎりまでいけるかもしれません。
クレジットカードであれば、決済完了の時点で「寄付日」とみなされることが多いようです。あくまで一例ですので、寄付される際は説明をよく読んで、間違いのないようにしてくださいね!
(※12月31日に間に合わない場合は、来年分の税金に適用できますので、ご安心を)

まずは、サイトにアクセスしてみよう

ふるさと納税は、インターネットで簡単に始められます。

ちなみに、わたしは「ふるさとチョイス」を使っています。特に深い理由はありません。各サイトで最終的にできることは同じです。(税金面)使いやすい、サイトを選んでみてくださいね。。
お礼の品を眺めているだけでも、「やってみよう」という気になります。
行動しなければ、何も変えられないよ。

ふるさと納税主要サイト

・ふるさとチョイス

www.furusato-tax.jp

・さとふる

www.satofull.jp

・ふるなび

furunavi.jp

楽天ふるさと納税

event.rakuten.co.jp

・ふるさと本舗   ふるさと本舗

 

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