【大回り乗車】吹田→大阪(梅田)6時間の旅(和歌山駅攻略法付き)
皆さんは、「大回り乗車」って、ご存じでしょうか。JRの「きっぷのルール」をうまく活用した電車の乗り方で、おトク…というよりはアホな所行です。笑
大阪・梅田で用事を済ませるのに、いつもの通勤経路と同じ路線で行ってもオモシロくないので、のんびり遠回りで梅田に出かけてみました。
【目次】この記事には、こんなことが書かれています。
(基本)大回り乗車って
たとえば、大阪環状線で大阪駅から天王寺駅まで行くとします。外回り(天満・京橋・鶴橋経由)でも、内回り(福島・西九条・新今宮経由)でも、どちらでもたどり着くことができます。
大阪や東京などの都会では、JRの路線網が細かく張り巡らされているので、「A駅からB駅まで」移動するルートが複数になります。
一方、電車の運賃は基本的に「距離」で決まっているので、「A駅からB駅まで」移動するのに距離の異なる複数のルートが存在すれば、計算がややこしくなります。
そこで、「決められた範囲内では『常に最短距離』で計算しましょう」というルールがあります。
そのルールを活用し、あえて遠回りして移動するのが、「大回り乗車」というわけです。この仕組みについては、多くの先輩方がまとめられていますので、検索してみてくださいね。
吹田→大阪(梅田)6時間の旅
たまには、田園風景をぼーっと眺めながら、お出かけしたいですよね…
1月14日(月)祝日でオフな管理人は、梅田での用事を済ませるため、6時間かけて吹田(自宅)から大阪(梅田)まで出かけてみました。その全貌を、ご紹介します。
ネタを温め続けて、気がついたら1ヶ月以上経過していた…w
・第1走者:JR京都線 普通 京都行き
吹田 07:40発→高槻 07:56着
いつもお世話になっているJR京都線の普通電車で、まずは新快速停車駅の高槻駅まで移動しました。
・第2走者:JR京都線 新快速 湖西線経由 敦賀行き
・第3走者:奈良線 区間快速 奈良行き
奈良線では、複線化工事が進んでいました。京都~奈良の移動は近鉄電車にその地位を譲られがちなイメージですが、JR奈良線の沿線には、宇治や伏見(伏見稲荷)といった、ステキな名所もあるので、頑張ってほしいなあと思うところです。
・第4走者:万葉まほろば線・和歌山線(直通) 普通 和歌山行き
ここで関門:和歌山駅に中間改札口がある
ちなみに、話題となっている和歌山駅中間改札もボタン押して
— 大宮こより*ゆる旅△ (@Omiya_Try) August 1, 2018
「すみません、大回りなんですけど…」
「はーい、手前側通れるようにしましたよー」
「ありがとうございますー」
の3秒で終わりましたし、特段嫌な態度もされてませんので
やはり大回りは配慮の問題ではないかと思うのですよね pic.twitter.com/wh29JArxtH
ここまで乗ってきた、和歌山線は無人駅が多く、ワンマン運転(バスのように、整理券を取って乗車し、降りる駅で運転手にお金を払う)のため、キセル乗車が横行しているようです。
そもそも普通に考えて、和歌山線の無人駅から電車に乗って、大阪駅で整理券を示して、運賃を精算するのって、面倒ですよね…
そんな不正乗車の防止と、乗車券の購入のために、和歌山駅に中間改札口が設置されています。和歌山線と紀勢線(和歌山駅~和歌山市駅)方面と、阪和線・きのくに線方面の間に改札機が設置され、ホーム上に切符売り場が置かれています。
吹田駅で買った180円の切符を試しに通してみたのですが、さすがに通過できませんでした。
この旅はここで終わり…かと思われましたが、そんなことはありません!
改札口備え付けのインターフォンで、「大回り乗車です」と素直に伝えると、改札口をあけて通していただくことができました。
「大回り乗車」はJRの規則で認められた方法なので、止められることは当然ながらありません。
以上、あっけないですが「和歌山駅攻略法」でした。